全国各地の青年会議所のメンバーが集結する『サマーコンファレンス』
地方創生フォーラムや次世代教育フォーラム、スポーツのチカラフォーラムⅡなど多義にわたるフォーラムが開催されました。
『世界を変えるのは俺たちだ』
新宿区委員会の今年のスローガンですが、では何をどう変えていくのか。そのヒントになるフォーラム『世界が変わるSDGsフォーラム』が開催されました。
第1部は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事兼CIO水野弘道氏に、ESG投資からみた世界の経済情勢や、投資される側の企業へのSDGsへのコミットメントについて。
第2部は水野氏とサラヤ株式会社代表取締役社長の更家悠介氏の対談が行われました。
日本の年金基金の財源がどこに運用されているのか。皆様ご存知でしょうか?
今回水野氏はその財源をESG投資に積極的に運用すると熱くお話されていました。
ESG投資とは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資。4年前から水野氏は日本の未来を考えESG投資への参加を提案したが、大反対にあわれていたそうです。
しかし世代間付与という年金制度をとっている我々日本にとって経済の情勢や政治の行く末はどうなるかわかりませんが、確実に言えることは日本は人口の減少・少子高齢化が急激に進むということ。
その中で世界的にSDGsが注目され、「その事業が社会にとって必要とされているか?」という投資家のマインドが変化して行くなかで、積極的に株式への投資、その中でも社会性に富んだ企業を全面的に選択すると決めたのです。
講演の中で、水野氏は
「『持続可能なビジネスの状態にあるか』が評価され、これからはますます『今その企業は社会に必要とされているか?』が問われます。その答えがSDGsなのです。」そう話されていたのが印象的でした。
青年会議所は、中小企業経営者や専門職のリーダーや政界のメンバーが相集います。まさに、そう先ではない未来に向けて我々がどんな意識で何をするのかを改めて考える機会になりました。
第2部は日本青年会議所の先輩でもある更家氏を交えてのセッション。
サラヤ株式会社は世界の衛生・環境・健康に貢献することを企業使命に掲げ、環境配慮を追求。エコ洗剤の代名詞となった「ヤシノミ洗剤」が世界的にも大ヒットしている。
お二人のお話では
『SDGsを中小企業で活かすボイント』が見応えのあるものでした。最近では大企業のSDGsの参加はよく耳にするが、やはりスピードが早いのは中小企業。地域に根付かせていき、JCメンバーであれば必ず実践出来るのではないかと、期待感を示されました。
この講演では改めて青年会議所のメンバーが変化していくことの意味を学びました。
自らが行動を変え、企業を変え、そして地域、日本、世界を必ず変えていく、そんな志をもったリーダーとしてこれからも学び続けていきます。
青年会議所は中小企業を経営する多くの青年経済人たちで構成されています。
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