福祉政策室

理事・室長 金村 成秀

2021年度福祉政策室では「住民同士が地域との繋がりを持ち続け、誰もが孤立をしない持続可能な福祉社会」を目指します。その為には住民が地域の課題や地域団体の運営等を「自分事」と捉え、積極的に地域活動へと参加できる仕組みが必要です。

日本においては諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しているという社会課題や平均寿命の延伸に伴い、今までの行政主導による福祉政策や物資の援助だけでは福祉社会が持続できなくなることから、地域住民一人一人が多様な生活を受け入れることで心の距離を縮め、住民主導での福祉システムの重要性を理解できる意識改革の機会が必要です。 住民の福祉活動への参加の妨げとなる主な要因としては、福祉活動への参加意識が高い住民はいるが「参加する時間がない」、「活動に関する十分な情報がない」といった理由が上位となっていることが現状の課題です。

厚生労働省が推奨する地域包括ケアシステムを住民が理解し、住民主導での福祉システムが構築され、そこに行政や地域団体がサポートできる体制が整えば持続可能な福祉社会が成されると考えますので、まずは住民主導の福祉システムの仕組みを構築する為に課題解決する運動を行っていきます。

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文京区委員会

委員長 小瀬 弘典

物質的豊かさだけでなく、心の豊かさが求められている現在、公的機関による支援の対象となる方だけでなく、対象とならない方に対しても啓蒙と支援を行う必要があります。私たち文京区委員会では、地域や関係団体とのつながりを強化することで地域課題の解決力を強化し、誰もが安心して心の豊かさを追求できる福祉社会の実現を目指します。
現在、地域における人と人とのつながりが希薄化し、または過度な同質性が求められた結果、よそ者を排除することにつながり、ひとり親家庭における児童や障がい者などが、コミュニティから孤立する状況があります。

それに対し、地域に根差した文京区委員会こそが、誰もが安心して心の豊かさを追求できる福祉社会の実現ができると考えます。
文京区委員会は、児童が、障がい者問題を学習し理解するための障がい者スポーツ体験学習をする地区事業を行い、児童のみならず各家庭においても障がい者問題への理解を深めます。
さらに、名称使用事業として、児童の健全な発達を目指すだけでなく、他の学校の児童や関係団体との交流を通じて、地域におけるつながりを強化する「わんぱく相撲文京区大会」を開催します。また、中学生に対し、地域における様々な職業体験学習を行うことで、職業の面白さと多様性を学ぶ「寺子屋」を行います。これらを通じて、地域とのつながりを強化し、誰もが安心して心の豊かさを追求できる福祉社会を実現します。

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品川区委員会

委員長 井上 陽介

「SHINAGAWA INNOVATION」

品川区委員会は「SHINAGAWA INNOVATION」をスローガンにかかげ、現状に囚われることなく、効果を最大化するために、web会議システムやSNSも活用した運動・事業展開を行います。青年経済人である品川区委員会が率先して、このような運動を行い、築きあげた関係諸団体に伝え、波及することにより、未来志向でチャレンジできる社会を実現します。 品川区委員会では、地域社会の人々が積極的に行動し、新旧住民の交流が深まり、相互扶助が行われる福祉社会を目指します。また、現状に囚われることなく、未来志向でチャレンジできる社会も目指します。

まず品川区内の関係諸団体と関係を構築するために、「第1回品川経営者の集い」、「しながわ宿場まつり2021」の名称使用事業を行います。そして、地域住民と学校との関係を強固にする為に「第44回わんぱく相撲品川区大会」の名称使用事業を開催します。これら名称使用事業で培った人脈、経験を活かし、品川区内の新旧住民の交流を図る「地域で繋がる!~しながわ交流プロジェクト」事業を行います。これらを通して、地域が相互扶助し合う福祉社会を実現します。
仲間づくり、社会貢献、自己成長にご興味ある方お気軽にご連絡下さい。品川区委員会一同、皆様からのお問い合わせお待ちしております。

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目黒区委員会

委員長 岡野 幸代

2021年度目黒区委員会では市民が地域や社会の課題を他人事でなく自らの課題と捉え自発的に行動を起こす様な持続可能な福祉政策を行なっていきます。

目黒区委員会では2019年度より「パパママバースデー」という児童虐待予防事業を3年計画として行なっております。1年目は育児中の父母をターゲットに児童虐待が起こる原因の周知を行うフェスを開催し、子育て助け合いマークの普及活動や、来場者にLINE botを登録して頂き、子育てに対する自己肯定感を上げるコンテンツを配信し児童虐待防止の意識を市民に発信しました。また2年目はパパママバースデー実行委員会に事業を委託し、コロナ禍で中々会えない祖父母にフラダンスを踊って動画を送るという事業を行いました。総編集動画に子育て助け合いマークと、児童相談所虐待対応ダイヤル(189)を載せ配信し、その普及活動を行いました。

事業最終年度の2021年はパパママバースデー実行委員会と共に、その集大成として目黒区委員会が率先して行動し、団結し、児童虐待予防の為に市民が立ち上がる様、コロナ禍でもより多くの市民、団体を巻き込み事業を行なっていきます。

また、新規事業では外国人在住者の福祉問題にも取り組んでいきます。

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世田谷区委員会

委員長 宮﨑 辰也

2021年は、大きな変化をもたらす年になると考えます。2020年に新型コロナウィルスの感染拡大により人々の生活や東京青年会議所としてもその活動が大幅に制限されました。多くの人々が経験したことのない状況に戸惑いました。

しかしながら、世の中の経済活動が止まったとしても、それに伴い世田谷区委員会としての活動も止めるという考えではなく、我々はどのような状況であっても、我々にしかできないこと、今できることは何なのかを考え活動してきました。

そして、2021年度は、3か年計画の地区事業の最終年として、次世代を生き抜く力を育むために、子どもの主体性に着目した運動を展開してまいります。子どもの「試行錯誤を繰り返しながら、自分で考え、判断し、ゴールを見つける」という主体性を伸ばし、同時に多様性を受け入れ、どのような相手でもお互いに認め合う心を育てることは、本当の意味での地域の豊かさに繋がり、住みよい調和的な社会になると考えます。

また、地域団体や関連団体、または行政をも巻き込んで運動を波及させていくことは我々東京青年会議所の活動の根幹であり、これからも継続して関係構築を図っていく必要があり、さらに推し進めていきます。そして、世田谷区委員会として、みんなが目指す未来のさらにその先にある課題、未来を見据えているということを自分達の行動によって示していきます。

もちろん、家族や仲間の支えがあって我々が活動できていることを忘れるずに、誰か一人に負担がかかるのではなく、相手を思いやり、一人一人が主役になれる世田谷区委員会として、明るい豊かな社会の実現に向け邁進してまいります。

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