2021年9月例会 報告

9月例会 デジタルインバウンドの可能性 例会報告

9月4日に行われた9月例会。オリンピックも無観客、インバウンドは前年から99.9%ダウン。オリンピックをきっかけにインバウンド対応の準備をしていた事業者さんも多かったであろう状況下で、これから先もインバウンド事業は諦めなければいけないのか?そこに対して新たな手法によって、インバウンド事業の可能性を見出せることを示すため『デジタルインバウンドの可能性』を開催いたしました。 越境ECシステムで急激な売上を伸ばされている2社をお招きし、これからの国内外ECについてパネルディスカッションをさせていただきました。

ハイライト

推進事業の結果発表

新たなビジネスチャンスになりうる、デジタルインバウンド(オンライン旅行×ライブコマース×越境EC)の仕組み構築と実施を推進事業で行なった結果の報告をいたしました。本事業を担当した副委員長の塚越一太朗君が、世界30カ国約3万人より参加されたデジタルインバウンドの仕組みを使ったオンライン旅行の内容を解説し、今後、参加された事業者に運用してもらうためのマニュアルを発表いたしました。今後、デジタルインバウンドが新たなビジネスチャンスとなる可能性を感じることができたのではないかと思います。

また、デジタルインバウンドを行う上で非常に重要となるマニュアルについては、結果報告のみならず、どのように活用していけば良いか、より次のアクションがしやすい内容となっており、その結果今後デジタルインバウンドの活用を考えている企業・団体からも問い合わせをいただく事ができました。

パネルディスカッション

株式会社ジグザグ 代表取締役 仲里一義 氏
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ゼンマーケット株式会社 北川将一 氏
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公益社団法人東京青年会議所 理事 山﨑恵

デジタルインバウンドの可能性を感じてもらい、事業者が運営マニュアルを元に新たなチャレンジへの第一歩を踏み出してもらうことを目的に実施いたしました。

越境ECを推進している企業や団体の統計データなどを用いて、現状の伸び率やどういったものが売れているのか?海外展開への可能性など、より実践的な内容でお話しをいただきました。

お話いただいた内容から越境ECの需要や発展へのイメージがより現実的になり、想像するよりも海外展開のハードルが低いこと、思ってもいないものが売れるなどの面白さを伝えることができ、EC展開できる事業者のうち83%が「チャレンジしたい」と思っていただける内容を発信することができました。

中田英寿氏インタビュー

これまでの中田氏の経験を元に価値ある商品をどのように情報として集約し、事業者が発信していくか?さらには日本を超えて世界に通用するものとは何か?事業者に世界への販路拡大への一歩としてもらうことを目的に行いました。

知らないことを知らないままにせず勉強をする、地道に努力を重ねた結果の現在をありのままに、一事業者として中田氏の観点からお話し頂き、結果として、各事業者がこれからどのように事業の展開をしていくかを考えるきっかけとなる新たな情報・考え方を教えていただきました。インタビューを通して、世界へチャレンジしなければならないと考えた事業者も多くいらっしゃいました。

開催情報

主催:公益社団法人東京青年会議所
主管:公益社団法人東京青年会議所 2020特別委員会
共催:一般社団法人東京ニュービジネス協議会
協賛:GINZASAKAEYA/株式会社シー・アンド・アール/株式会社三越伊勢丹ニッコウトラベル
協力:東京商工会議所青年部/一般社団法人インバウンドビジネス協会/株式会社クレインアンドタートル