4月例会「持続可能な脱炭素フォーラム」が開催されました

4月初旬、Youtube配信にて「持続可能な脱炭素フォーラム」が開催されました。

菅義偉内閣総理大臣が宣言された「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という「カーボンニュートラル宣言」

東京青年会議所では、この脱炭素社会に向けて各地区から東京全体で事業を展開しています。
今回の例会では、世界的な視野からなぜ脱炭素社会を目指さなければならないのか・また具体的に何ができるのか何をすべきなのかなど、多くの有識者の方をお招きしお話しいただきました。

 

冒頭では環境大臣であり、同じ青年会議所メンバーでもある小泉進次郎様にご挨拶をいただき、「再生可能エネルギーと電気自動車」についてお話しいただきました。

今や再生可能エネルギーはクリーンなエネルギーというものだけでなく、雇用対策・経済政策・成長戦略にもなっていて、再生可能エネルギーに取り組まなければビジネスにおいての競争環境に参入できなくなってしまう。また電気自動車においても、今後何年以降はガソリン車を販売しないという世界的な動きになっていて、東京都でも電気自動車に対してのさまざまな補助金を出すなど急速な動きを見せている。
これらの世界的な動きの背景としては脱炭素の市場が、もはや世界的な投資市場となっていると開会に先立ちお話しいただきました。

 

第一部の基調講演では一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 代表理事の日比 保史様に、脱炭素社会をはじめとした環境問題に対して日本の環境問題の現状や、なぜ脱炭素社会実現を目指さないといけないのか、そして取り組みを皆で行っていかないと今後のような世界になってしまうのかなど現状の問題そして将来的な課題についてご講演いただきました。

 “自然が言葉を持っていたら我々人間に何を言うのだろうか” といったコンセプト動画は、非常に力強いメッセージで、人間の持続は環境に支えられて成り立っていると感じさせられるとても印象的な内容でした。

17の目標を掲げるSDGsにおいても、自然環境に対する持続可能目標が達成されない限り人の生活に係る持続可能目標の達成は難しいとご説明いただきました。

他にも地球環境の現状は皆が考えている以上に悪化していると示していただき、企業はそのように自然環境に対して取り組めばいいのかを具体的にお話しいただきました。

 

第二部のパネルディスカッションでは第一部の日比 保史様に加え、三ツ輪ホールディングス株式会社 代表取締役社長 尾日向 竹信様、世田谷区長 保坂 展人様をお招きし、三ツ輪ホールディングス株式会社様での環境に対する取り組み、世田谷区での環境に対する取り組みをご紹介していただきました。

三ツ輪ホールディングス株式会社様では、実質CO2排出量ゼロの電気供給を実現され「電気+LPガス」で需要家の全消費エネルギーの実質CO2排出量をゼロにする販売プランを展開されています。

また世田谷区では2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「世田谷区気候非常事態宣言」を発表されており、そのための施策として「せたがや版RE100」という取り組みをされています。この取り組みは区民・事業者・区がそれぞれの立場で再生可能エネルギーを利用することで世田谷区全体の再生可能エネルギーの利用を進める取り組みです。
その他にも世田谷区では群馬県川場村との自治体間連携をし、川場村で発電した電力を世田谷区に導入する取り組みなどもされています。

 

 

第三部では、環境問題や脱炭素社会の実現に向けて取り組まれている事業者様に「2050カーボンニュートラル宣言」を行っていただきました。


サトウキビの副産物「バガス」を原材料にデニム製品や食品など様々な製品を製造されているSHIMA DENIM WORKS CRO 清水 広大様、廃棄される魚の皮からフィッシュレザー製品を製造されているtototo 代表 野口 朋寿様、化粧品や調味料などの容器を再利用される循環システムを世界的に構築されているLoop Japan合同会社 アジア太平洋統括責任者 エリック・カワバタ様、以上の3名に本例会で「2050カーボンニュートラル宣言」を行っていただきました。

今回の例会で脱炭素は単に個々人が努力して二酸化炭素を減らすだけではいけないと教えていただきました。企業においても脱炭素に取り組まないことはビジネスでも置いていかれてしまうと、改めて脱炭素に関して学ぶことができました。

 

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