世界初!京都会議なのに…!?

この週末は、京都会議に参加してまいりました。

私は、京都会議で、組織運営セミナー「脱皮」の聴講を目当てに参加いたしました。

このセミナーは、「WEB会議の導入事例紹介と実際の利用を通じて、効率的な会議運営を促進します。また、効率的組織運営のために必要な資金調達、規則審査、財政審査、広報と報道、JCブランドの確立について学び、各LOMの組織をアップデートします」という内容です。

一番の目当てはウェブ会議の導入事例紹介だったのですが、外部資金調達の重要性やPR手法の解説もありました。特に、PR手法の解説は、非常に勉強になりました。

 

ウェブ会議の導入事例紹介は、九州地区で実施した役員会の事例が紹介されました。

ウェブ会議のメリット・デメリットを整理すると、

<メリット>

・移動が不要

・スケジュールに無理が生じない

・参加方法の選択肢が増える

・参加率が上昇する

<デメリット>

・ガバナンス低下

・緊張感が欠ける

・ニュアンスの把握が難しい

・対面に比べて表情が伝わりにくい

とのことです。

 

デメリットのガバナンス低下への対応策として、

・入退室のルールを決める

・会議は必ず着座とし、「ながら」参加は禁止

・発言時のルールを決める(zoomアプリならば「発言する」というボタンがあるので活用を検討)

・対面以上に発言時の表情や表現に気を付ける

という点が挙げられました。

最後に、現時点の提案として、ウェブ会議によるマイナス面も考慮し、既存の会議に代替させる使用方法ではなく、既存のフローに一部組み込む方法が提案されました。

要するに、月初と中間の会議の間で議案の検討方針が変わることで理事会の進行が阻害される(いわゆる炎上)ことを避けるため、月初と中間の間に短時間のウェブ会議を実施し、意見を共有するという手法の提案です。

 

個人的な感想としては、かなり消極的な提案であると感じました。

しかし、先例として紹介された意義は大きいと感じています。教育政策委員会では、上記の先例を踏まえて、デメリットをいかに解決するかを検証し、新たな先例を作ってまいります。

 

次に、PR手法の解説について簡単にお話します。

①「伝える」を「伝わる」に

JCは、正しいことを言っていても、「正しい」どまりになりがちです。それでは人は動かせません。

人を動かすには、動きたいという欲望を惹起するアピールが必要です。

たとえば、楽しいとか、かわいいとか、動きたくなる伝え方が重要、というお話です。

実例として、「注文を間違える料理店」などが紹介されていました。これは、認知症の方が店員さんとなり、注文を取るのですが、認知症のため注文を忘れてしまい、お客さんには注文していない料理が届くことがある、という状況を笑って受け入れるというものです。

伝えたいことは「認知症の方との共生」であり、JCならばそのままストレートに伝えてしまいがちです。しかし、それでは人は動きません。

「間違ってしまうことも受け入れる」という、思わずとまりたくなる指を置くことで、人が動いてくれるのです。

ポイントは、

・思わず人が止まりたくなる指になっているか。

・わくわくするか。

・一方的な発信になっていないか。

です。

 

②問題のサイズを考える

世の中の問題には、世界レベルから家庭レベルまで、さまざまな問題の「サイズ」があります。このサイズを意識してアプローチすることが重要です。

実例として、よなよなエールでおなじみヤッホーブルーイングさんの例が紹介されました。

ヤッホーブルーイングでは、飲み会に上下関係が持ち込まれる問題を解決することをテーマとし、そこで「先輩風を吹かされるのが嫌」という点に着目しました。

そして、解決策として、「先輩風を可視化する」というまさかのアイデアを出すのです。

これは、飲み会の会話内容から特定のワードを検出すると、先輩風1号という複数の扇風機がついた機械が作動し、先輩風を物理的に吹かせるというものです(笑)

可視化することで双方の認識のずれを修正でき、また、先輩風でなびく髪というシュールな状況に思わず笑顔がこぼれるという面白いアイデアでした。

ヤッホーブルーイングというビール会社だからこそ飲み会の問題に切り込むという「正当性」と、「意外な発見」のバランスが大切とのことです。

ポイントは

・問題が大きすぎないか

・問題自体が意外な発見か

・JCだからこそ取り組む正当性があるか

です。

 

③メディアが取り上げたくなる6つのポイント

・逆説、対立

「~なのに~」「~あえて~」や「●●vs●●」という対立構造は、バズりやすいそうです。

・最上級

「世界初」「世界一」「ギネス」「超~」「~すぎる」など、最上級のワードは目を引くという話です。

上記2つが特に重要なポイントということでした。

ちなみに、今回の記事のタイトルは、上記2点を使ってみたかっただけであり、内容とは一切関係ありません(笑)

・社会性

Kutooなど社会問題をテーマとしている。

・役者

誰が言うか、が大事

・キーワード

インパクトのあるワーディングが大事

・トレンド

時流、世相、季節性。●●の日などを意識すること。

 

最後はちょっとメモ的になってしまいましたが、みなさんのJC広報活動の参考になればと思います。

 

…さて、真面目な話が続きましたね。以下、京都会議をエンジョイしている様子を抜粋で紹介します。

国立京都国際会館前で、千代田区委員会メンバーと。

会場内には様々な協賛企業のブースが設けられており、上記は大塚製薬さんのブースです。ウルオスを配布している綺麗なタレントさんがいたため、お願いして写真を撮ってもらいました~。えへへ。

思いっきり、タイトルとサムネイルで釣っている記事になってますが、真面目な内容も書いたし、後悔はしていません!(笑)

 

夜は、東京JCナイトです!

宮崎副委員長も出席されていたので、ハイチーズ!

とても充実した京都会議でした!

え?会頭所信はどうしたって?

…後日YouTubeでも公開されるそうなので、みんなで聴きましょう!

 

うーん、ちゃんと京都会議の紹介になっているだろうか…。もし投稿内容が不適切とかって怒られたら、それこそ「世界初!京都会議なのに京都会議を紹介しない委員長!」になってしまいますね…。(タイトル回収)

 

教育政策委員会 委員長

永野達也

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