「東京都の下町バルト三国」の一角であると噂される江戸川区。
本日はそんな江戸川区のエリアを少々紹介しよう。
江戸川区と言えばどのエリアを想像するであろうか。
小岩?葛西?それとも平井?
である。
詳細な説明は是非リンク先を辿って欲しい。
由来(上記リンク先より)
鹿骨
奈良時代(8世紀)、藤原氏によって奈良の春日大社の創建に際し、常陸の鹿島神宮から分霊されたが、その際に多くの神鹿を引き連れておよそ1年かけて奈良まで行ったと言い伝えられており、その途中、鹿が死んだためこの地に葬った。これが「鹿骨」の地名の由来とされる。
興宮町
興宮神社に由来した旧来の「興宮村」に由来。神社が海に面しており、「沖の宮」と呼ばれたことが由来とされる。
この2エリアに共通して言えるのは共に徒歩圏内での最寄り駅が無く、車等で移動するエリアであるため、都民全体の知名度が決して高いとは言えないエリアであるという事である。
(強いていうなら鹿骨は都営新宿線の篠崎駅が最も近く、興宮はJR総武線の小岩駅または新小岩駅が最も近い。)
一方で駅から多少離れている事から静かで住みやすいエリアであると言える。
このような2エリアが一部のPCゲームユーザーの間で話題となったことは古い記憶として挙げられよう。
そう、一世を風靡した「ひぐらしのなく頃に」である。
そのストーリーについては言うまでも無いと思うが、簡潔に説明すればキャラクターの見た目とは裏腹にホラーテイストのミステリーという言葉がふさわしい。
終盤の展開は雰囲気が変わり色々な話題を呼んでいたが、筆者はどちらも楽しめたのもまた事実である。
鬱フラグブレイカーなる展開が好きな方は是非最後までプレイして欲しい。
思い出したが、TVアニメ化もしていた。是非見てほしい。
それはさておき、このゲームの何が江戸川区と関係があるのか。
それを記述することとする。
当ゲームの舞台である雛見沢村のロケ地は岐阜県白川郷であるのは明白である。
事実ゲーム中の画像などでは合掌造りの建物が映っていた。
問題はそこではないのである。
ゲームに出てくる地名であるがこれこそがまさに「鹿骨市(ししぼねし」
なのである。
再びWikipediaのリンクを貼ることをご容赦願いたい。
さて、リンク先をご覧頂けたであろうか。
鹿骨市の他にも興宮という街が舞台として存在しているのである。
なお、読み進めると谷河内や松本という地名もあるが、こちらも江戸川区に実在するエリアである。機会があればこちらも紹介したい。
上記から鹿骨や興宮という地名は当ゲームによって認知度向上に資することができたと考えられる。
事実検索サイトで「ひぐらしのなく頃に 江戸川区」などで検索をかけたが、聖地巡礼などがヒットする。
また、主人公が訪れていたとあるレストランであるが、こちらは西葛西駅付近のレストランがロケ地であることが判明した。
写真を紛失してしまいお見せできないのが残念である。
筆者も当該レストランの前を通るたびに「あのキャラがいるんじゃないか」など想像にふけったものである。
興宮署なる建物もゲーム中に存在するが、こちらも勿論モチーフが存在する。
「あの刑事がいるんじゃないか」など思ったが、おそらくいないのであろう。
こちらも写真はご容赦願いたい。
是非江戸川区を訪ねて来た時には該当の場所を見に来てもらいたいが、何分観光地ではないため、地域住民の皆様に不快感を与えないよう心掛けてほしいと願う。
少々長くなってしまったが、鹿骨(ししぼね)と興宮(おきのみや)
江戸川区民なら誰しもが読める地名であるが、皆様にも由来と共に是非覚えて帰ってもらいたい。
江戸川区の理解の一助となることを願って。
もうすぐわかる。全てわかる・・・
そう、えどがわのなく頃に。