【6/19企画用blog】未来区の財政再建政策に関する考察 未来区立未来大学 経済学部教授 明累 豊

【注意】このブログは6月19日(土)開催のメディア情報リテラシー事業における模擬選挙用の企画ブログです。
この内容は、フィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

未来区の財政再建政策に関する考察

未来区立未来大学 経済学部教授 明累 豊

未来区の財政を長年考察してきたものとして、今回の区長選挙の各政策に関して考察してみたい。
未来区は、他の都市と比較をして毎年約2%の人口が増加している、めずらしい都市だ。
人口の流入は若年層が大半をしめており、人口増による税収増に対して、施設維持費及び医療費負担の増加を
賄いきれておらず、近い将来、構造的な赤字構造となる。
貸借対照表においても、自己資本比率が5年後には反転する計算だ。

人口増の要因は、良質な公共施設を求めてくる富裕層が大半を締めているため公共施設の削減を行うと
その魅力を削減することと同等となり、活気ある若年層が流出してしまう恐れがある。

 

一方高齢化は進むため、誰一人切り捨てない社会の実現のためには、各施設を維持していく必要がある。

また、財政が健全化していないと将来世代へのつけを残すことになる。まずは区民に公共サービスの
応分負担をお願いし、財政を健全化することが先決だろう。

私も70歳を迎え、改めて公共の大切さを感じている。
明るい豊かな未来区の発展を祈りつつ、区民の皆さんの参考になればと思う。

以上

 

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